東京都板橋区にある、型枠の解体を専門に手掛けています株式会社岩永建設です。
弊社では10代〜30代の若い職人が型枠解体という専門分野で活躍しています。
就職活動中の高校生、大学生や、これから仕事を探そうとしている方々に向けて、ここで働く先輩社員のインタビューをご紹介します。
本日話を伺ってきたのは、今年2020年4月に弊社に転職してきた『内村 壽貴(としたか)』です。
内村は九州は宮崎県の出身、18歳から型枠解体の仕事に従事していた”経験者”であるものの、入社当初はこれまでの職場との違いに驚きもあったようです。
なぜ、生まれ育った宮崎を離れ上京してきたのか……まずは入社へのモチベーションから聞いていきましょう。
岩永建設へ転職・上京したモチベーションは「給与の高い東京で沢山稼ぎたい」と、考えたからです。
同じ型枠大工の仕事でも、宮崎と東京を比較すると給与は雲泥の差。
同じ仕事をするのなら、給与は高い方がいいに決まってます。
しかし、それ以上に「型枠大工の業界で日本1になりたい!」気持ちを持っていたことも転職に踏み切った理由です。
何をもって型枠大工の日本1と呼べるのか……は、人によって捉え方も様々あると思いますが、日本1になりたい理由はハッキリと断言できます。
私は怒られることが特に嫌いで、「上からガミガミ言われないためには、日本1になるしかない」と、考えたのです(笑)。
このような考えを持つようになった背景は、育った環境に理由を推測することができます。私自身が大工・型枠解体の仕事を始めたのは高校を卒業してからなのですが、私の兄も大工業に従事しており、もっと言えば祖父は工務店。
私はこれまで、建設現場に触れる機会の多い家庭で育ってきました。
そのような環境で疑問に感じていたことは、昔気質の建設業によく見られる“見て覚えろ”といった慣習です。建設業では、慣れない仕事を満足にこなせないと一方的に怒られることが少なくありません。
以前は、理不尽な叱咤に心の中で「何様のつもりだ!」となることも多かったように思います(笑)。
「東京に行って日本1の型枠職人になり、指図をされないくらい出世してやろう」。と思い立ったことこそが、上京への大きな動機であったように振り返ります。
岩永建設に就職する前、電話で”念を押された”ことを未だに覚えているのですが、この言葉の意味は、会社に入ってから身をもって思い知らされることになりました。
先述の通り型枠解体の仕事は18歳の頃から経験してきましたし、建設現場も多く見てきた自負を持って入社したのですが……岩永建設の現場の様相は、地元のソレとは比べ物にならないくらいほど活気に溢れていました。
迅速”すぎる”先輩たちの仕事に、初めは「(現場を)間違えたのかな?」と思ってしまうほど、白熱した現場が私を待ちうけていたのです。
正確性・安全性を遵守した上で発揮される仕事のスピードは”職人”というよりかは、もはや”競技”と呼んで差し支えないようにも思えました。
宮崎県民の持つ”ゆったり”とした時間感覚は、たとえば「宮崎時間」や「日向時間」なんて言葉で表すこともあるのですが、入社当初はそのまま「宮崎時間」なんて茶化されたりもしていましたよ(笑)。
入社してから半年が経ち、何とかついていけるようになった今は、たとえば褒められた際なんかに「『だってアスリートですから』と返答するといいよ」なんて助言も受けています(笑)。
仕事に対するスピードだけでなく、試行錯誤を繰り返したのは仕事の中身も一緒です。宮崎と東京では同じ型枠解体でも、施工方法が違うんです。
たとえば材料で言えば、比較的現場の面積が広い宮崎は東京と比べると「ベニヤ」に「型枠」、「パネル」のサイズがひと回り大きい特徴があります。
宮崎では「3,600mm」の型枠を用いていましたが、東京では「2,600mm」のサイズが一般的。パネルの横幅も「900mm」ではなく「600mm」が東京の主流です。
また、ベニヤを固定するために使う「鋼管」も関西では角型ですが、関東は丸い断面の「単管パイプ」が採用されています。
少し細かい話になりますが、鋼管が違うと留め方にも違いが現れます。関西では「くさび形」の金物で鋼管を固定するのに対し、関東では「ねじ式」が用いられます。
使われる建材によって施工方も「関東式」と「関西式」で分かれることも、岩永建設で学んだことのひとつです。
仕事への向き合い方や施工法まで一変したことは、「ガミガミ怒られたくない」「とにかく稼ぎたい」という動機から上京した私にとって、一見都合が悪いように思われてしまうかもしれません。
それでも続けてこれた理由は、社長をはじめとする岩永建設の社員の人柄によるところが大きいです。
確かに勢いのある現場ですが、教え方まで高圧的なわけではないのです(笑)。
コロナ渦の今年2020年は、大きな飲み会を開くことこそ叶いませんでしたが、
仕事終わりや週末などに近場のご飯屋さんに連れて行ってもらうなど、社長や先輩から気をかけてもらう機会は多いです。
また、一緒に働く社員の歳が近いことも”働きやすさ”に繋がっている気がします。
加え、社長が”まだよく素性が知れないはず”の私に期待をかけてくれたことも嬉しかったです。
たとえば、「寝坊しない」など、社会人として当たり前のことを徹底するだけで、いきなり日給を1,000円あげてくれることなど、前の会社じゃ考えられません。
また、私の入社時、社長は私が東京で住むアパートを探してくれたばかりでなく、敷金礼金まで肩代わりしてくれました。
慣れない東京で住むにあたって、これは本当に助かりました。新しい土地の新しい会社で働く私が仕事を続けることができるのは、攻守共に充実した全面的なサポートのお陰でもあります。
”仕事を頑張ったら頑張った分だけ給料として反映される”ことも岩永建設で働き続けたい、と思えるモチベーションです。
たとえば、宮崎県では日給7,000円スタートなんて会社がザラですが、私が入った時は日給11,000円スタート、1日の給料だけで4,000円も違います。
前職と比較するとトータルで10万円ほど月給は上がりました。
宮崎は物価も安いですし、私は大きなお金で買い物をしたいという物欲も特になく、結婚もまだボンヤリとしか考えていないので、前職の給料でも暮らしていくことはできていたのですが……。 貯金額は明らかに増えました。
頑張って働けば働くほど貯金も増えるので、口座残高を眺める楽しみは岩永建設に入ってから格段に増えた気がします(笑)。
お金を使うとすれば……「プロテイン」くらい、休日はもっぱらジムで体を鍛えています(笑)。
先輩がご飯に連れて行ってくれることも嬉しいですが、私は仕事のオン・オフの切替も大事にしたく考えています。そういった働き方が認められるのも、東京ならではの”良さ”なのかもしれません。
話が前後しますが、社長が用意してくれたのはアパートであって、社員寮ではありません。みんなで一緒に住むことに抵抗があったので、そのような配慮も働きやすさに繋がっていると考えています。
型枠解体の仕事を始めたそもそものキッカケは友達の誘いでしたが、仕事をしていくなかで、”モノを作る”ことってやっぱり楽しい。と、つくづく感じています。
現場を終える度に達成感を感じることもできますし、自分が施工に関わった建物付近を通るたび、誇らしい気持ちも込み上げてきます。
また、型枠解体は慣れや経験によって仕事のスピードがまるで変わってくる仕事。自分の成長を強く実感できる側面も持っているので、今は誰よりも早く、仕事を終えることにも楽しさを見出しています。
仕事での目標は、もちろん「日本1」です!
が、その夢を叶えるため、まず「職長」になることが今の一番近い目標です。
その後、岩永建設で1番になり、どんどん会社を盛り上げていける存在になりたい、とも考えています。
宮崎県にいた頃は地元の友達と一緒に仕事をすることに楽しさを感じていました。その気持ちは今でも持っていますし、否定することもありません。しかし、仕事の”やりがい”や”楽しさ”は、やっぱり努力が給料に反映されてこそ、とも同時に考えています。
もし、家と職場が近いといった理由や、何となく流されるままに建設業を志されているのであれば、岩永建設で一緒に充実した毎日を送りませんか?
きっと、今は全く予想できないような未来も思い描けるはずですし、何より貯金も貯まります(笑)!
また、入って1年未満の私でも、注意ができる助言があるとすれば……。
完璧とは言えないまでも標準語を覚えて、できる限りでイントネーションを直すことを強く推奨します。
方言が出てしまうくらいはカワイイかもしれませんが、私の言ったことが誰にも通じなかったりすることも、入社当初はありました。
また、たとえば「ベランダ」の天井についている屋根を東京では「キャンテ」って呼ぶのですが、私は「キャンディー」のことだと思って恥をかいた経験もあります。
建物の箇所の名称など、東京に来てからひとつひとつ覚えていくことも大変なので、今からできる努力をしておいて損はありません!
日本1を目指し上京してきた内村は、地元を離れ東京の現場で活躍する選択肢を取りました。
地元の友達と仕事とを分けて考える姿勢や、誰よりも早く仕事を極めたい熱意。
また、貯金以外の給料をプロテインに使い、オフの日はジム通いに使う彼のストイックさを考えると……彼は、もしかしたら弊社の中で一番アスリートに近いのかもしれません。
弊社は個性豊かな若い力で構成されている会社、あなたのやる気を受け止めるだけの環境も整えています。
建設業を志すなら是非弊社も就職先に立候補させていただけないでしょうか。
「岩永建設を選んでよかった」と思っていただく自信があります!
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